今回は、フランス語の参考書を1冊、ご紹介したいと思います。それは、「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(CD付・改訂版)」です。著者は清岡智比古さんで、NHKラジオの講師をされていた方だそうです。
この本は、私がフランス語の独学を始めるにあたって、最初に購入した本です。理由は、当初Amazonで入門書を探していて、皆さんの評価が良かったからです。フランス語を既に学ばれている方であれば、この本を知っている方も多いのではないでしょうか。
実際に読んでみると、これが当たりでした。私はどうしても”勉強”というものが苦手で、いかに自分が勉強と感じずに学習することができるか、と常に考えています。その点で、この本はとても楽しく、ユーモアがあり、語り口調の文章で、スムーズに読み進めることができました。私は本を読むのが遅い方だと思いますが、それでも読み切るのに一週間はかかりませんでした。
この本の特徴の一つに、文章の書き方が挙げられると思います。とても砕けているというか、軽いというか。とてもフランクな先生に、フランス語を教えてもらっているといった感じです。また、読者が今どういうことを考えているのか、読者の気持ちを汲み取りながら書かれた文章なんだろうなというところに好感が持てました。そういう点が自分には合っていて、読みやすいと感じることに繋がったのだと思います。
また入門と謳っている点では、基礎をしっかり学べますし、極端に難しい内容もなく、ちょうど良い内容になっていると感じました。フランス語の全体像を把握するには最適です。この本を読んで、フランス語がどのようなものなのかを把握し、さらに詳しい専門的な参考書に進むというのが良いかもしれません。私はそうしました。
以下に、本書のメリットとデメリットを挙げておきます。
メリット
- 文章が読みやすく、数日で読み切ることができる
- 予備知識なしで、独学でも読み進めることができる
- フランス語の全体像を把握できる
- 読者の気持ちを汲み取った好感の持てる解説
- Amazonでの評価が高い
デメリット
- 軽い語り口調の文章に、合わない人がいるかもしれない
これからフランス語を学ぼうと考えている方、他の参考書が難しくて挫折してしまったという方は、一度本書に目を通してみてはいかがでしょうか。オススメです。
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